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関西有数のバスフィッシングスポット、兵庫県立自然公園東条湖

東条湖について

 

東条湖は、鴨川ダムの建設によって堰きとめられた堤高43.5メートルの農林省施工最初のコンクリートダムです。

鴨川ダムの建設は、当時の上東条村土井集落を湖底にするかたちで昭和24年に起工され、あしかけ3年の月日をかけて昭和26年11月に完成。

もともとその湖底には、田畑7ha、山林70ha、農家7戸、51人の上東条村土井集落がありました。このダムの建設の話は、戦後急に持ち上がったものではなく、すでに大正13年に動きがあり、実態調査まで行われながら、時期が悪く太平洋戦争の戦時体制に突入してしまい、自然にダム建設の話も立ち消えることに。その後、終戦を迎え、食糧危機が到来して農業開発が叫ばれ、再びダム建設運動が持ち上がり、土井集落の人々の理解と協力によりようやく完成。そして、昭和32年4月には、清水東条湖県立自然公園に指定されたのです。

このようにして建設された命の源、東条湖は、湖の広い部分を頭とし、上流付近を尾とした巨大な龍のようであり、当初、「雲龍湖」と名付ける案もありましたが、結局、土地の名をつけるということで、現在の「東条湖」となりました。